「んっ、ミハエル?」
「ああ、起きたんだ」
「うん・・・手、冷たくて気持ちいい」
「まったく、いきなり倒れないでよね、びっくりする。
人間の癖に僕をびっくりさせるなんて生意気」
「ごめん」
「真っ青な顔して死んだかと思ったよ」
「うれしかった?」
「別に」
「私を連れて行くの、いや?」
「なんで?いやとかそんなの関係ないよ、君が死んだら僕が連れて行くんだから」
「そう。 ミハエル、今だけでも良いから傍にいて?」
「ほんと、人間の癖に僕にお願いだなんて生意気」
「ごめんね。 ミハエルの手、気持ちいい」
「早くよくなりなよ、シエラ」

 

 

 

 

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