「ナルト〜〜いいもの持ってきたぞ〜」
上機嫌で入ってきたカカシにナルトはいやな予感を覚えて逃る体制をとる
しかし、相手は上忍、しかも連日の修行のせいでナルトの体力は0に近い
到底逃げられるわけが無いのである
しかし、つい逃げ様としてしまうのはいつもの習性というものだろう
「イイこにしてるナルトに俺からのありがた〜いプレゼントだぞ〜」
そういって持ってきた紙袋からごそごそとなにかを取り出す
「じゃっじゃじゃ〜〜〜〜ん!!!」
わけのわからない効果音と共にカカシが取り出したのは箱だった
「・・・・・・・」
首を傾げるナルトの目の前でカカシは箱の中身を取り出す
「これはな〜俺とナルトをつなげるたいっせつなものなんだぞ〜〜」
「・・・・・・・・」
そう言っているまにカカシが目的にもの、「携帯電話」をとりだす
「ほら〜ナルトに会わせてピンクだぞ〜」
「いらない(コンマ0.5秒!)」
「なに!?」
即答のナルトにカカシは大ショックを受けた
「そんなこといわずにさ〜〜、電話代は俺が持つし〜、ナルトは俺と電話で話したくな〜いの?」
「別にわざわざ電話で話さなくってもせんせ〜いっつもここに来てるってばよ」
「なにをいう!ナルトが修行で怪我をしない後心配で心配で俺はサスケ修行に身が入らないんだぞ!!!」
「俺のせいだってばよ!?」
ここより更に二人の言い合いが続くので少々まとめました
カカシの言い分
「ナルトが怪我しないかと心配でしょうがない!しかも俺以外に修行の相手をしてもらって帰りは倒れたナルトを送ってくる!ようなやつだぞ!信用できるか!いつかわいいナルトがおそわれないかと心配で×∞・・・・・・・・・・・・・・・いつも見張る!・・・・・もとい無事を確認したい!!」
ナルトの言い分
「毎晩毎晩遊びにきては泊まっていくくせにいまさら電話なんかもたなくってもいいってばよ!そもそも倒れた原因の半分はカカシ先生のせいだってばよ!
それに携帯なんか持ったらカカシ先生修行の邪魔しそうだってばよ!(もっともだ)
それにそんなもんもちあるくのめんどうだってばよ!!」
以上、二人の2時間に及ぶ口論をまとめてみました
そのころ窓の外では・・・・・・・
「遅いと思ったらなに下らんことを言い合っているのかのゥ?」
自来也があきれた様子で中の様子を盗み見していた
いつまでたっても修行に来ないナルトを迎えにきたのだが・・・・・
「・・・・帰るかのう」
いつまでも終わりそうにない言い合いに飽きたのかメモ帳と筆を片手に覗き・・・・・ではなく取材に向かった
話を戻して部屋の中
「いいだろ〜〜ナルト〜〜」
「ぜ〜〜〜〜〜ったいにいやだってばよ!」
ナルトはそういうとカカシの横を全力ですりぬけて逃げ出した
カカシはすこしだけ残念そうな顔をしたがすぐさま「ニヤリ」とマスク越しにもはっきりとわかるほどにわらった
「まだまだあま〜いね」
カカシはそういうと懐から銀色の携帯電話を取り出した
ナルトが逃げてきた修行場(自来也の覗き場所)
「エロ仙人!修行しろってばよ!」
「おう、やっときたのう」
そういっていざはじめようとした瞬間
PiPiPiPiPiPiPiPiPiPi・・・・・・・・・
「うわ!」
「・・・・・・・・・・はぁ」
フードの中からいきなり呼び出し音
自来也は分かっていたのかため息をついた
ナルトはよっぽど携帯の電源を切ろうかと思ったのだが、切ったら切ったであとがうるさいので一応出ることにした
「やっほ〜ナルトぉ!今すぐ会いたいぞ〜」
「・・・・・・・・(ぷち)」
「「・・・・・・・・・」」
風が温泉の湯気をゆらした
PiPiPiPiPiPiPiPiPiPi・・・・・・・・・
「・・・・・(Pi)」
「ナルト?そこ電波悪いのか?いきなりきれ(ぶつ)・・・・ツーツーツー」
PiPiPiPiPiPiPiPiPiPi・・・・・・・・・
「だぁ〜〜〜〜〜!!!」
しつこい呼び出し音にナルトはついに切れて温泉の中に(80度くらい?)携帯を放り投げた
しかし
PiPiPiPiPiPiPiPiPiPi・・・・・・・・・
水の中からくぐもった呼び出し音はなりつづける
しかし、自来也とナルトは聞こえないふりをして修行を開始した
翌日、ナルトのフードの中にまたもや温泉の中に放り投げたはずの携帯が入っていたのはだれのせいとはいまさら言うまでもないだろう
「いいかげんにしろってばよ〜〜〜!!」
切れてまたもや携帯を放り投げるナルトを見て、ナルトの修行がなかなか進まない1番の原因はカカシなのではないかと思う自来也であった
END
あとがき
携帯もったらしつこくかけてきそうなカカシを書いてみました!
きっとカカシの後ろでは忘れ去られたサスケが一人むなしく修行してるんだろうな〜
ていうか!ナルトの修行が進まないのはカカシに原因があるんだとおもう!ぜったいそう!まちがいない!!