あの子には砂糖もミルクも入れないでホット珈琲
あの子には砂糖もミルクも入れないでストレートティ
あの子には砂糖2杯でホットミルク
あの子には砂糖はなしでミルクをたっぷりホットチョコレート
あの子には砂糖1杯とミルク適量でカフェオレ
あの子には砂糖2杯とミルクたっぷりでミルクティ
あの子には砂糖3杯とミルクたっぷりでカフェラテ
お茶会を始めよう
なんでもない日のお茶会を・・・
しがらみに囚われているから
子供達はいつの間にか集まってお茶会を開く
任務の帰りに我愛羅たちにあったから、そのままなんとなく木の葉につれてきた
何時ものように日向本家でこっそりお茶会
ナルトがホット珈琲を飲み
ヒナタがストレートティを受け取る
我愛羅が嬉しそうにホットミルクをさませば
ハナビがその横でまねをしてホットチョコレートをさます
ネジがカフェオレを持って席に着き
テマリがミルクティをゆっくりとかき回す
カンクロウはカフェラテの泡に気をつけおいしそうにコップを傾けた
子供達はなんでもない日にしかお茶会が出来ないから
しがらみに囚われすぎて何かあればこんな風にお茶会が出来ないから
明日死ぬとも知れない身の上だから出来るときにお茶会を
それでも子供達は夢を見る
近くて遠い未来を夢に見る
悲しいほどに切ないほどに夢を見続ける
全員のコップが空になればお茶会は終わり
「気をつけて」
それだけ言って砂の子供を見送って
「じゃぁな」
そういって木の葉の子供に別れを告げて
子供達は修羅へと身を投じるのです
「次のお茶会はあるのかな?」
子供の一人がそういえば
「きっと」
と別な子供が言いました
「またお茶会がしたい」
そう誰かが言えば
「そうだな」
別の誰かがそれにそう答えるのです
なんでもない日にしかお茶会が出来ないのです
次は誰かが欠けているかもしれないのです
でも
叶うことなら
もう少し、あと少し
お茶会を続けていたいのです
あとがき
なんでもない日万歳ヽ(´▽`)ノ
日向っ子+狐っ子+砂っ子でおくる、なんでもない日万歳なお茶会風景
いや、実際やりそうとかおもっちゃうのですがダメですか?(´▽`*)
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