紅葉狩り

 

はらはらと銀杏や紅葉が舞い落ちる季節

名家の当主たちは各々手に酒を持ち九尾の森に集まる

そこにはすでに数名が集まっていた

「やってるな」

シカクが好きな場所に座れば慣れたものでコップが投げられ勝手に手酌を始める

「今年も綺麗な紅葉だね」

イノイチが銀杏の木に手を当てて静かに満足げに杯を傾ける

「銀杏でも後で拾うかな」

チョウザらしいと一同が笑い酌をする

「ナルト、こっちにこい」

シビがナルトを膝の上に乗せ酌をさせて満足げに飲み干す

「こっちにも酌を頼む」

ヒアシが手招きして杯を差し出せばナルトも苦笑して酌をする

「犬飼のはどうした?」

「任務で少しおくれるとのことだ」

ヒアシがそれは残念と苦笑する

シカクの横ではいつの間に集まったのかアンコやゲンマが騒いでいる

ハヤテはイノイチと静かに酌をしあい

チョウザとミズギ、イビキはお互いに料理をつつきあっている

他の面々も好き勝手に騒ぐなり飲むなりしている

春に花をめでるように秋には紅葉を眺めて酒を飲む

「来年は」

「ん?」

「来年は子供たちもつれてきたい」

「そうだな」

シビとヒアシがしみじみと呟くのにナルトは静かに頷く











子供たちがナルトという存在を受け入れ

共に笑いあう日が一日も早く訪れるよう

散り行く季節に祈りを込めて杯を傾けよう















「でも、それも今すぐ可能かも知れねぇぞ」

「「ナルト?」」

パチンとナルトが指を鳴らす

そこにいたのは

「悪いね、そこにうろついてたから全員連れてきちまったよ」

「犬飼・・・」

「まぁいいじゃないか」

笑ってナルトからコップを受け取り子供たちの背中を押す

「ほら、あんたたちも楽しみな」

戸惑った様子の子供たちにヒアシはネジとヒナタを呼び寄せる

シビもシノを呼び寄せナルトを囲めば他の子供たちもその親も、大きな子供も全員が集まって笑いあう





















いつまでもこんな幸せが続きますように

あとがき

ラジオ聞いてて思いつきました(´▽`*)

日○全○8時○すよ!ナイスネタをありがとう!!

 

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