笑顔

 

 

 

 

 

ナルトよ、笑ってくれたら禁書をやろう

「無理だよじっちゃん、笑えない」

「でも、偽者でもいいなら笑うから禁書を頂戴」









ナルト、笑ってくれないか?そしたらラーメンおごるぞ

「イルカセンセー無理だってばよ」

「でも、偽者の笑顔でいいならいくらでも笑うってばよ」









ねぇ、ナルト笑ってよ

笑ってるあなたを見てみたいの

「笑ったらなにくれる?」

私をあげる

「いいよ」

「うまく笑えないかもしれないけどいのが喜ぶなら笑うよ」









ナルト君、笑ってほしいの

「笑ったらなにくれる?」

わ、私何もあげるものもってないの

「じゃぁ、ヒナタを頂戴?」

いいよ、ナルト君にあげる

「サンキュ、じゃぁ俺笑えるようにがんばるよ」









笑ってよ、ナルト

「笑ったらなにくれる?」

抱きしめてあげるよ

「しょうがない、じゃぁ綱手の希望にこたえられるようにがんばる」

いい子だね

おまえは本当にいい子だよ









笑わなくていいわよ

「みんなが笑ってほしいって言う」

私はそんなこといわないわ

「どうして?」

偽者の笑顔なんか見たくないわ

私はこの器ですら借り物だから、本物以外見たくないの

だからナルト君は無理に表情を作らなくていいのよ

「変な大蛇丸」

ねぇナルト君、気がついている?

あなた、今、綺麗な顔で笑ってるわよ

 

 

 

あとがき

落ちは大蛇丸でw
マザーグースの
Whistle,daughter 〜」をお題に使いました

元歌は起きない娘を起こす母親を歌ったものなんですけどね
なかなか起きない娘に「口笛吹いて(おきて)」とう母親とそれを拒否する娘
口笛吹いたら○○あげるというのですが娘はなかなか起きません
母親は最後に口笛吹いたら男を上げるといいます、そうすると娘は「やってみる」という
なんというか、まぁ・・・
人間欲望には忠実なんですねw(ぇ

 

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