井戸の中番外編

 アカデミー時代

 






「ナッルト〜」

お昼時間になると、イノは毎日のようにナルトを誘うべく男子教室に突進してくる

「い、イノちゃんまって」

ヒナタとイノが男子教室に着くとそこにはすでにナルトを囲む幼馴染たちの姿

「お前ら毎日毎日めんどくせー」

「早くご飯にしようよー」

「腹減ったよな〜赤丸!」

「・・・・」
シカマル・チョウジ・キバ・シノ、そしてイノとヒナタは親が仲がいい(?)ためよく一緒に遊ぶ幼馴染だ

全員ナルトが九尾の器であることを正しく理解している

「今日はどんな授業だったの?」

「手裏剣の演習だぜ!」

「もちろんナルトが一番うまかったよねぇ」

「そんなことないってばよ」

「めんどくせーけどやっぱお前が一番うめぇよなぁ、演技っぷりが」

「うむ」

「ナルは相変わらず凄いね」

「でも、アカデミーの授業ごときで実力さらすの面倒だってばよw」

無駄な反感かうし〜とにやりと笑って言うナルトに全員が頷く

「サクラが『サスケ君が一番だったのよ!』って力説してたわねぇ」

「あ〜。あの程度で1番だって本当におもってるのか」

「めんどくせーけどこの里大丈夫か?」

シカマルの言葉に全員が首を振る

「イノとヒナタはともかく、旧家の家の息子たちがドベな時点でおかしいことに気がつくべきだ」

「普通家でアカデミーに入る前におしえるもんねぇ」

「私たちはある程度実力出してるから教師の反応が面白いわ」

「で、でも・・・あのぐらいを本当の実力と本気でおもってる、のかな?」

「思ってるでしょうね」

「アカデミーの教師ってばか?」

ナルトが笑ってそういえば一同頷く









その日の授業が終わると今度はナルトがくの一クラスに出向く

「ヒナ〜、帰るってばよ〜」

「う、うん」

「ナルトー、まったね〜w」

「おう、まただってばよ〜」

イノに手を振ってヒナタと並んで帰る

「今日は何するのかな?」

「S任務がいっぱいあるっぽってばよ」

「最近多い、よね」

「(使える)忍不足なんだってばよ」

ヒナタとナルトはそんな話をしながら日向本家の門をくぐる

「ナル兄様、ヒナタ姉上お帰りなさい」

玄関でハナビが出迎えるとナルトはハナビをなでて一緒に部屋に向かう

「ヒナタ様、ただいまもどりました」

「あ、ネジ兄さん、私たちも今帰ってきたの」

おくれて入ってきたネジにヒナタは笑顔でいう

「ナルはまたハナビ様ですか?」

「えぇ、早く一緒に任務が出来るようにって」

「ハナビ様は技術もですけど体力をつけるべきですね」

「それは私たちも、かな」

まったくです、とネジとヒナタは笑いあう









旧家の親たちのナルト争奪戦の影響で、幼馴染な9人はずっと一緒だ

学年の違うネジや、まだアカデミーに入学していないハナビはなかなか一緒にいられないけれども

それでも結束は固く、木の葉の将来も安泰といわれている








あとがき
拍手ありがとうございますw
本編では出すことの出来なかったヒナタたちの登場ですw
旧家なのにサスケが出てきてないのは、仕様ですヽ(´▽`)ノ

 

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