さぁ、心を開いて
さぁ、瞳を開いて
すべてをさらけ出して俺たちは生きる
ねぇ?あんたたちは愛してくれてる?
しがらみに囚われた俺たち
大人は心を知らず心を縛る
生まれた事に意味があるのだろうか?
生きていることに意味があるのだろうか?
生かされている俺たち
だれも・・・・・・・望んでなんていないのに
俺たちはいつまで縛られていくのだろう・・・・
「・・・・・・・・」
月を見ていた
すべての不幸を悲しむように照らす月を
今まで言われていなかったことが悔しいんじゃない
「俺も黙ってた」
今まで知ろうとしなかったことに後悔しているんじゃない
「知られたくないことは俺にもある」
それでも、こうして月を見るのは・・・・
「・・・・・・悲しいから・・・・・・・・・・・・囚われて・・・・・・・・しがらみが・・・・・・・俺たちが」
あるものは大人のエゴで心を囚われ
あるものは一族の為に自由を囚われ
あるものは里の未来の為に躯を囚われた
「俺たちは、犠牲になるために生まれたんじゃない」
知らずこぼれた涙が月に反射した
「生きたいと願うことは罪なの?俺たちが、自由を望むのが罪だというの?」
想いすら奪われ・・・・・・どうして俺たちは生きている?
偽りの中で生きていられる時期は過ぎ
「人は生きるために生まれるのに」
犠牲になるために生まれたわけじゃない
殺されるために生まれたわけじゃない
疎まれるために生まれたわけじゃない
「生きるために・・・・・・・・・・・生きたいと、願うのが・・・・・・・・どうして、いけないの?」
泣きながら訴えるように声を絞り出す
「人は己より優れたものに恐怖する」
「人は制御できない力を疎む」
「そして力を・・・自分の為に利用することをなんとも思っていない」
俺たちは生きたいだけなのに
子供を利用する大人達
罪を感じながらも「仕方がない」といって罪から逃げる
それは・・・なんて汚いことなのだろう
利用したくせに
未来を奪ったくせに
「「「俺たちから奪ったくせに」」」
奪い合った
自由を手に入れるために力が必要だから
殺し合った
それが一番近道だから
「「「生きたい」」」
願った
「「「自由が欲しい」」」
想った
同じように囚われて
同じように今を生きている
同じように未来を想い
そして・・・・・・・・俺たちは違う道を生きていく
「「「憎い」」」
「「「でも・・・・」」」
「「「すべてを捨てられるほど俺はまだ強くはない」」」
「「「だから」」」
「「「俺は力が欲しい」」」
さぁ、奪い合おう
さぁ、殺し合おう
俺が生きていくために
ねぇ?あんたたちはこの光景を見てどう想う?
利用した俺たちがしがらみを断ち切る姿を
奪い合う為に殺し合姿を
生まれた時にお前たち手に入れたと思った俺たちが
生きていることに意味を探し始めた俺たちを
生かされている俺たちが生きるために生きていることを
望みのなかった俺たちが望みを持ったことに
人は生きていれば成長をする
いつまでも囚われたままじゃない
いつかは断ち切って俺たちは生きていく
「「「俺の為に」」」
「「「それだけが今の俺の望みだから」」」
END
あとがき
ナルト・ネジ・我愛羅のモノローグっぽいショートストーリーでした
大人の為に利用されて生きている子供たちですから
シノはちょっと分からないし、サスケはなんとなく(つか、まったく?)違うし
この三人は分かり合えるはずだと思うんです
分かり合えればきっと助け合えると思います
でも、この三人は助け合うというよりも、奪い合う、高め合うという感じだと思うんです
今の感じのままだと殺し合うといった感じがしっくりきますが・・・・・
ここから先はネタばれが・・・読みたくない人は飛ばしてください
ところで、ネジの額の「卍」・・・・・・・よりも気になったのがネジの頭の進行具合・・・・
ストレスたまってんのね、ネジ兄さん・・・・・・・・・(T△T)
そんでもってちびっこなネジ!!
うっきゃ〜〜〜〜〜!かわいい!かわいいよ!!!!!
「かわいいこですね」って!って〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
はわわ、ネジにもこんな時代が!!
しかし、確かに父親利用されて殺されたらそりゃ正確も捻じ曲がるわな・・・
そりゃ頭も進行(ドスッ←作者の横にクナイが深々と)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いえ!なんでもございません!!はい!!
(背後に感じる殺気に冷や汗だらだら)