井戸の中2

 

Ding, dong, bell,

Pussy's in the well.

Who put her in?

Little Johnny Green.

Who pulled her out?

Little Tommy Stout.

What a naughty boy was that,

To try to drown poor pussy cat,

Who never did him any harm,

And killed the mice in his father's barn










あの子が何をしたのだろう

任務帰りにあまりにも月がきれいなもので土産に持ってきた酒を先に飲み始める

あの事件以降里は人手不足だ

名家の当主すらも狩り出され任務にあたる

自分たちの親友だった男は

自らの命と血を分けた赤子をささげて里を守った

ふと、あの赤子のことを思い出す

仲間がそろって庇護するといったのを三代目は承諾しなかった

あのとき、無理にでも承諾させておけばよかった

里に最近広がるうわさ

『狐が外に出てきた』

眉をしかめて酒を煽る

ちょうど自分たち全員が遠方に任務いって里を空けていた時期

息子が言うには酷い暴行を受けていたという

留めに入った息子にあの赤子(今は息子と同じぐらい大きくなっているか)はなきそうに笑って自分にかかわるなといったらしい













月が雲に隠れた瞬間、男を囲む空気が変わる

「油女の・・・」

憮然とした顔で男の横に別な男が小さな子供を抱えて立っていた

「日向の。その子供は?」

日向ヒアシは子供を守るように抱えなおす

「ナルトだ」

サングラスの奥で目を見開く

おびえる小動物のように丸く固まった姿

赤黒く血で汚れたこの子供がナルトだとは信じたくは無かった

「これ、は・・・」

ヒアシは起きる気配も無いナルトをひざにおきシビから酒を受け取る

「森で拾った」

そのあまりにもな言い方に眉をひそめる油女にヒアシは困ったように笑う

「死の森に倒れていた」

おそらく、暴行を受けたあと家に帰る途中に力尽きたのだろう

こみ上げてくる怒りに周囲の虫がシビの気に反応して攻撃態勢を取る

ヒアシはそれをたしなめるとナルトの柔らかい髪を撫でる

「この子はやはり我が家で預かろう」

ヒアシの言葉にシビは怒気を収める

もちろん、その場に新たに加わった気配のせいでもあるのだが

「なんだ?めんどくせーことになってんなぁ」

「そのこ、怪我してるね手当てをしないと」

「あまり食べてもいないみたいだね」

「ちょっと、なんだいこの様は!」

新たに加わった4人、奈良、山中、秋道、犬飼に事情を説明するとそれそれに自分が引き取ると言い出した

もちろん、ヒアシが引くわけもなく、ナルトはいったん日向家に引き取られることとなった




あとがき

う〜む、独白形のほうが書きやすい(´ー`;)
次回は子供らが出てきちゃいますw(親父’sじゃないのか?)